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もっと虚淵作品を楽しんで欲しい!

この記事は、あくあたん工房2021 GWアドベントカレンダー5日目の記事です。

あくあたん工房の記事は技術的なないようのものが多いのですが、今回は趣味全開で書いてしまいました。 こういう記事を書いても問題ないくらいあくあたん工房はゆるいコミュニティなので、興味のある工繊生はぜひTwitter公式サイトからご連絡下さい。

はじめに

皆さん虚淵玄をご存知ですか? 「まどマギ」や「PSYCHO-PASS」が有名ですが、他にも数多くの小説やゲーム・アニメのシナリオを書かれています。 全て紹介できるわけではないですが、自分が読んだり観たことあるもの、興味があるものを紹介しようと思います。

GWも残り僅かですが、虚淵作品は名作揃いなので、この機会にぜひ、興味のある作品を楽しんでみてください!

Wikipediaには多分全部の作品が載ってるんじゃないかな。

虚淵玄 - Wikipedia

ゲーム、アニメ、小説、その他に分けて、ジャンル毎に発売、発表年順に紹介していきます。 作品ごとにおすすめ度を★1~5で書いていきます。(あくまで個人の評価です。)

結構長くなってしまったので、飛ばし飛ばしで読んでもらえればと思います。

ゲーム

Phantom -PHANTO OF INFERNO-

おすすめ度:★★★☆☆

自分が知る限り一番古い虚淵作品です。 ニトロプラスのデビュー作でもあります。 虚淵玄といえば鬱展開という話もあるんですが、この作品は鬱というよりかは闇という感じです。 海外で暗殺稼業をするというのはイメージが付きづらいですが、緻密な描写で非常にリアルに感じることができます。

自分がしたのはオリジナルですが、アニメ化されたり、リメイクされたり広く展開しています。 虚淵玄の原点とも言われており、特におすすめしたいのですが、若干環境を揃えるのが難しいかもしれないです。 アダルトシーンのあるオリジナルのPC版、アダルトシーンをなくしたPS2版と、アニメ風にリメイクされたXBOX360版、PC版があります。 自分がしたオリジナルのPC版はWindows8以降では動かないため、そのためだけにWindows7を用意するはめになったので、気をつけて下さい。

──今を生き抜くために、僕は人を殺し続ける。

暗黒街で相次いで発生したマフィア幹部暗殺事件。その影で囁かれる謎の組織「インフェルノ」と、組織最強の暗殺者である「ファントム」の噂……。
一人旅でアメリカを訪れた少年は、ある事件で偶然にもファントムに遭遇する。
なんとその正体は、自分と歳が変わらない少女だった。
それまでの記憶を消され、ファントムのもとで数々の暗殺術を学ぶうちに、いつしか少年は、組織最高の暗殺者と肩を並べるまでに成長し、次第に組織内に渦巻く陰謀に巻き込まれていく。
凶暴で無法な世界で、暗殺者として生きる少年と少女の運命は……。

nitroplus.ecq.sc

鬼哭街

おすすめ度:★★★★★

虚淵玄のノベルゲームといえば、後述する沙耶の唄が有名なのですが、こちらの作品も同じくらい好きな作品です。 正確には、選択肢がないため、ゲームではないと公式が行っていますが…… 内容としては、近未来のサイバーパンクな上海を舞台に、サイボーグが激しい戦いを繰り広げます。 映像はないのですが、戦闘の描写が半端じゃないので引き込まれること間違いなしです。 最も虚淵玄らしい作品の一つだと思います。

こちらも現在買うなら一般向けになりイラストが刷新され、フルボイスになったリメイク作(PC)がおすすめです。 1日あればエンディングまでいけるボリュームなので、残りのGWでも十分楽しめます! 僕は読んでいないですが小説版もあるので、ノベルゲーム苦手な方はそちらをどうぞ!

間違った未来、誰かが選択を誤った世界。犯罪結社「青雲幇」の牛耳る上海に、一人の男が舞い戻る。
彼の名は孔濤羅。かつては幇会の凶手(暗殺者)であり、生身のままにサイボーグと渡り合う「電磁発勁」の使い手である。
仲間の裏切りによって外地で死線をさまよった彼が、一年の時を経て上海に戻ってみれば、すでに裏切り者たちは幇会の権力を掌握し、そればかりか濤羅の最愛の妹までもが辱められ殺されていた。
怒りに身も心も焼き尽くされた濤羅は、その手に復讐の剣を執る。

仇は五人。

いずれ劣らぬ凶悪無比のサイボーグ武芸者たちを、一人また一人と血祭りに上げながら、孤高の剣鬼は魔都上海の夜闇を駆け抜ける。

──我はこの一刀に賭ける修羅。

www.nitroplus.co.jp

沙耶の唄

おすすめ度:★★★★★

言わずとしれた鬱ゲーの代表的名作です。 ネタバレになってしまうので何も書けないのですが、設定が非常に素晴らしいです。 「それは、世界を侵す恋。」というキャッチコピーがめちゃくちゃいいですね! 狂気にまみれた純愛?ホラーものです。 このゲームでしか感じることのできない感情があるような気がします。 18歳以上の方は騙されたと思ってぜひプレイしてみて欲しい一作です。

こちらの作品も鬼哭街同様に1日あれば全エンディングを見ることができます。 鬼哭街と異なり選択肢はありますが、エンディング数はすくないので、フラグ管理などそういうのは必要ないです。 ただ、一般向けされているバージョンはないですし、非常にグロテスクなシーンが多いのでご注意を! こちらの作品も小説版があるので、ノベルゲーム苦手な方はそちらをどうぞ!

爛れてゆく。何もかもが歪み、爛れてゆく。

交通事故で生死の境をさまよった匂坂郁紀は、いつしか独り孤独に、悪夢に囚われたまま生きるようになっていた。

彼に親しい者たちが異変に気付き、救いの手を差し伸べようにも、そんな友人たちの声は決して郁紀に届かない。

そんな郁紀の前に、一人の謎の少女が現れたとき、彼の狂気は次第に世界を侵蝕しはじめる。

注意:下記のリンクには成人向けの内容が含まれています!

www.nitroplus.co.jp

Fate/Grand Order 2部3章、イベント

おすすめ度:★★★☆☆

番外編的な感じになってしまうのですが、FGOのイベントとメインシナリオの一部を担当されています。 2部3章は中国が舞台で、シリアスな展開の多い2部の中では比較的コミカルな雰囲気なのが特徴です。 この章で登場したキャラクターは人気も高く、シナリオとしての評価も高いです。 ただ、今からFGO初めて2部3章まで行くには早くて数日、普通にプレイすれば1ヶ月以上ぐらいかかるので、なかなか大変です。 FGOは最近色々炎上していますが、メインシナリオは非常に素晴らしく、戦闘もフレンドからキャラクターを借りるだけ割とサクサク進めるので、根気がある方はぜひ!

www.fate-go.jp

アニメ

ブラスレイター

おすすめ度:★☆☆☆☆

結構古い作品で、観たはずなのですが、あまり覚えていないです(ファンの方ごめんなさい)。 そこそこ楽しめた記憶はあるので、他の虚淵作品をだいたい観尽くしたという人は観てもいいかもしれないです。

今とは少し異なる近未来のドイツ

郊外のとある街で 死体が「異形の姿」に変貌して人を襲う事件が発生
人々は 蘇った死者の姿を見て「悪魔が到来した」と騒ぎ 畏れた…

そんなある時 生きたまま異形の姿へ自在に変身できる者たちが現れる

かつて人であった彼らは超常の力を得たが故に
悪魔と呼ばれ非難されながらも それぞれの思いを胸に悪魔の力を行使する

ある者は 自分が信じる正義の為に
ある者は 純粋な力に魅了されて
ある者は 野望実現の切り札として
ある者は 復讐の道具として

しかし そんな思いとは裏腹にやってくる彼らに課せられた運命

それは悪魔となった者たち同士による
命を賭けたバトル・ロイヤルだった…

彼らは生き延びるため そして己の目的の為に力を使い続けるが
その代償として 徐々に人間の心が蝕まれてゆく……

はたして彼らは人間と呼べるのか そんな彼らに救いはあるのか

孤独や苦悩を抱える少年や青年たちの過酷で凄惨な物語が幕を開ける

www.blassreiter.jp

魔法少女まどか☆マギカ

おすすめ度:★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

★無限の神アニメです。 観ていない人は絶対観て欲しいです。 虚淵玄といえばこの作品です。

蒼樹うめ先生のキャラデザ、ClarisKalafinaの楽曲全て最高です。 キャラデザがちょっと苦手という人もいるかも知れませんが、すぐに慣れるので大丈夫です!

テレビアニメ版と劇場版があるのですが、劇場版の前編、後編、新編の順で見れば大丈夫です。 テレビアニメ版編集版が劇場版の前編、後編で、新編が追加の作品です。 1日あれば全部観れます。

更に、つい先日まどマギ10周年で新作劇場版の公開も決まりました! 今のうちに追いついておきましょう! とりあえず主人公のまどかが魔法少女に変身するところまででもいいので!

大好きな家族がいて、親友がいて、時には笑い、時には泣く、そんなどこにでもある日常。
見滝原中学校に通う、普通の中学二年生・鹿目まどかも、そんな日常の中で暮らす一人。
ある日、彼女に不思議な出会いが訪れる。
この出会いは偶然なのか、必然なのか、彼女はまだ知らない。
それは、彼女の運命を変えてしまうような出会い---
それは、新たなる魔法少女物語の始まり---

www.madoka-magica.com

PSYCHO-PASS

おすすめ度:★★★★☆

人間のあらゆる傾向を数値化し管理されたディストピア的なSFものです。 PSYCHO-PASSの世界では犯罪係数と呼ばれる数値が計測されるのですが、この数値が一定の値を超えると潜在犯として裁かれます。 主人公たちは公安局という警察組織に属しており、色々な事件に関わっていくという物語です。 SF、刑事ものどちらかが好きという方はぜひ観てほしいです。

現在3期と劇場版までやっていますが、虚淵玄が脚本を担当しているのは1期と劇場版です。 2期と3期のファンの方には申し訳ないのですが、個人的には1期が最高でした。 1期は22話あり、少し長いですが、観始めたら止まらないと思います。

psycho-pass.com

翠星のガルガンティア

おすすめ度:★★★★★

ロボットが出てきますが、ロボットメインというよりは異世界生活的な感じや色々な事の真相に近づくのを楽しむアニメです。 個人的にロボットのAIが活躍する作品が好きなのですが、このアニメの主人公の愛機のチェインバーもめちゃくちゃいい味だしてて最高です。 また、合計13話+OVAで結構短くて見やすいです。 観たのが結構昔で忘れてきてるので僕自身また観たいなと思いました。

宇宙(そら)から来た少年、船団都市(ガルガンティア)と出会う
遠い未来
表面のほとんどを大洋に覆われた星、地球
宇宙で育ち
戦いしか知らなかった少年兵レドは
そこで初めて海を見た
広く、淡い翠に光る海
人々は巨大な船団を組み、
つつましくも生き生きと暮らしていた
通じない言葉
異なる習慣
レドは孤独な異邦人
だが、彼は一人ではなかった
ここで生きてゆくためになにができるのか
そして、なんのために生きるのか
翠の星で過ごす日々が、レドに問いかける

gargantia.jp

楽園追放

おすすめ度:★★★★☆

主人公のアンジェラ・バルザックの人気がすごい作品です。 設定を読んでると割とガルガンティアと似てる気がしたり、しなかったりします。 主人公も魅力的ですが、丸く変形するロボットのアーハンも格好いいです。 また、今作は本格的な3DCGでロボットにより戦闘シーンなどのクオリティが非常に高いです。

劇場アニメで今回紹介する中では、一番とっつきやすいと思うのでぜひ観てみて下さい!

ナノハザードにより廃墟と化した地球。
人類の多くは地上を捨て、データとなって電脳世界ディーヴァで暮らすようになっていた。

西暦2400年、そのディーヴァが異変に晒されていた。
地上世界からの謎のハッキング。
ハッキングの主は、フロンティアセッターと名乗った。

ハッキングの狙いは何か。ディーヴァの捜査官アンジェラは、生身の体・マテリアルボディを身にまとい、地上世界へと降り立つ。
地上調査員ディンゴと接触しようとするアンジェラを待ち受けていたのは、地上を跋扈するモンスター・サンドワームの群れ。
アンジェラはそれを迎え撃つために機動外骨格スーツ・アーハンを機動する。
荒廃した地上のどこかに、フロンティアセッターが潜んでいるはず。
アンジェラとディンゴの、世界の謎に迫る旅が今、始まった。

rakuen-tsuiho.com

アルドノア・ゼロ

おすすめ度:★★★★☆

こちらの作品もロボットものです。 ガルガンティア、楽園追放と比べても特にロボット要素が強いです。 火星に移住した人類が強大な戦闘力を有して、地球人類に攻撃をしかけてきたので、なんとかしないとっていうストーリーです。 虚淵玄はストーリー原案と3話までの脚本を担当しています。

この作品はOP,ED,挿入歌を、ガンダムUCや、進撃の巨人で有名な澤野弘之が担当しています。 戦闘シーンなどで流れるがおしゃれすぎて最高のテンションで視聴できます。 戦闘自体も機体性能でゴリ押すようなものではなく、頭脳戦で戦うので観ていて楽しいです。

2クールあり、結構長いですが、ロボットアニメ好きな人にぜひ観てもらいたいです。

宣戦を布告する

火星の騎士たちが空から降ってくる。
鋼で作られた巨人を駆って。
地球人類を殲滅するために。

www.aldnoahzero.com

GODZILLA

おすすめ度:★☆☆☆☆

つい最近放映していたアニメ劇場版ゴジラです。 地球が怪獣に支配されてしまったため、宇宙に避難した人類ですが、地球に戻るしかなくなり、怪獣やゴジラとの決戦が始まるというストーリーです。 史上最大のゴジラが出るとの触れ書きでした。

残念ながら、あまりおすすめできません。 戦闘、全体の流れともに微妙だと感じました。 劇場3部作なのですが、3作目がかなり微妙で、終わりで足を引っ張ってしまった感があります。

いい点もあって、世界観の作り込みなどはかなり好きです。 映画の内容を補足するような小説が2冊出てるのですが、地球が怪獣に支配される様子が描かれていたりするなど、どちらも非常に読み応えがありました。 また、2作目の決戦機動増殖都市の設定は個人的にめちゃくちゃ好きで、ワクワクしました。

godzilla-anime.com

OBSOLETE

おすすめ度:★★★☆☆

まだ後編のエピソードを観えていないので前編のみでの感想なのですが、良質なSFアニメという感じです。 舞台はほぼ現代なのですが、異星人からもたらされた、人が意識だけで制御できるエグゾフレームという機械が存在するということが決定的な違いです。 作業用として使っていたんですが、結構戦闘にも使えるじゃんということでエグゾフレーム関連の技術によるゴタゴタが、様々な視点から描かれています。 YouTubeで配信されており、毎話視点が変わるという変わった展開がなされていました。 1話13分前後で計12話と結構短いのですが、視点が変わったり、話が複雑なので、考察とか好きな人におすすめです。

2021年。アメリカ合衆国ら先進工業諸国が中心となったザンクトガレン協定による規制もむなしく、異星人ベドラーがもたらした意識制御型汎用作業機械「エグゾフレーム」は、全世界に拡散していた。世界各地でエグゾフレームを調査してきたボウマンたちは、その背後に、戦場でのエグゾフレームの利用を拡大させようと目論む何者かの存在に気づく。全ての情報はアフリカの新興国・アザニア共和国大統領ライラ・レシャップを示していた。彼は世界中の誰もがタダ同然で入手できるエグゾフレームの利用を拡大させることで発展途上国の技術的独立を促すべく、新しいアフリカ連合の実質的リーダーとして、あるいは謎の武装組織アウトキャスト・ブリゲートに黒幕として動いている。だが、その危険性を訴えるボウマンたちの報告書は、上層部に握りつぶされてしまう。彼らは、アザニアに対抗すべく、エリア51において秘密裏に海兵隊専用エグゾ開発プロジェクト「ガビアル」を推める。

project-obsolete.com

小説

ブラック・ラグーン

おすすめ度:★★★★☆

漫画ブラック・ラグーンの外伝小説2冊です。 漫画も読まないと話がわからないと思うのですが、原作もハードボイルドで非常に面白いのでぜひ読んで欲しいです。

漫画を小説化する場合は原作と違和感があったりするとあまり楽しめないのですが、この作品は全く違和感がありません。 しかもオリキャラもいるのですが、ブラック・ラグーンの世界にかなり馴染んでいて、登場キャラ皆ぶっ飛んでいてブラック・ラグーン好きにはぜひとも読んでほしいです。

ロックこと岡島緑郎は、日本の商社マンだったが、南シナ海へ出張中に海賊まがいの運び屋〔ラグーン商会〕のメンツに誘拐された。あてにしていた会社にあっさり見捨てられた岡島は、一念発起して改造魚雷艇〔ブラック・ラグーン号〕の見習い水夫に転職。ダッチ、レヴィ、ベニーらの仲間に加わり、アジアの海を駆けめぐることに……。

奇跡の「最凶」コラボによる“ロアナプラ異聞"……。 香港マフィア張の暗殺を目論む刺客たちが何者かによってロアナプラに放たれた! 図らずも、彼らに手を貸す形となったラグーン商会は、張と敵対する意思がないことを示すため、刺客たちを狩り出す羽目に……!
今、ロアナプラに史上“最悪"な刺客どもが上陸する! 

掛け値なしの超ハードGUNアクション!!

www.shogakukan.co.jp

アイゼンフリューゲル

おすすめ度:★★★★☆

龍と戦闘機と戦争のお話です。 前後編の2冊あります。 他の作品などとの関連はないため、読みやすいので、Fateブラック・ラグーンを知らない方にもおすすめです。

うまく説明できないのですが、男心をくすぐる展開や、胸熱な展開が多いです。 主人公はパイロットですが、軍事技術の競争なども熱いです。

SF作品が多い虚淵作品の中では、ファンタジー色の強いこの作品は結構珍しいかもしれません。 ちょっと変わった作品を楽しみたい方におすすめです。

高速レシプロ機エトピリカの操縦桿を握りながらカール・シュニッツは目を懲らした。眩いほどに輝く一対の翼。鱗粉のように撤き散らされる光の礫。それは、未だ人類が到達できない領域の存在—虹龍の雄姿だった。「彼らが舞うあの大空の彼方は、痛みも悲しみもない場所に違いない」いまもなおカールはそう信じてやまない—。これはまだ、龍の翼に神秘があった頃の物語。遥かなる神々の領域を目指した挑戦者たちの記録。ニトロプラスの名作『吸血殱鬼ヴェドゴニア』『沙耶の唄』で知られる伝説のタッグが復活。完全オリジナル新作始動。

honto.jp

Fate/Zero

おすすめ度:★★★★★

今となっては国民的アニメ制作会社になったufotableがアニメ化し、大ヒットした作品です。 原作が小説なので小説の枠に入れていますが、僕自身アニメで視聴しました。 いつか原作も読みたいとは思っていますが、アニメでの感想になってしまう点をご了承下さい。

この作品はFate/stay nightの前日譚にあたる作品です。 時系列的にはFate/Zeroの方が昔であるため、こちらを先に読んでも問題ありません。 Fate/stay nightに比べて全体的に話は暗いですが、stay night以上に戦争感があり、それぞれのマスターの信念を感じることができます。 主人公の衛宮切嗣は魔術師殺しと言われており、魔術師の中では邪道とされている重火器などを使って魔術師と戦うのが虚淵玄らしいです、 この作品で登場したキャラクターの中は人気が高く、特に大塚明夫さんが声をあてていたイスカンダルは有名です。 型月の世界をより楽しむには外せない作品だと思います。

あらゆる"奇跡"を叶える「聖杯」の力を巡って、七人の魔術師が七人の英霊を召喚して覇を競いあう究極の決闘劇……聖杯戦争。

sai-zen-sen.jp

その他

Thunderbolt Fantasy

おすすめ度:★★★★☆

まさかの人形劇です。 台湾の布袋劇という、伝統的な人形劇の脚本を担当しています。 人形劇かぁと思うかもしれませんが、クオリティが半端じゃないのでぜひ一度映像を観ていただきたいです。

www.youtube.com

シナリオもキャラクターも素晴らしいのですが、とにかく人形劇というのが斬新ですし、観ていて飽きないです。 T.M.RevolutionのOPも大好きです。 結構3期が放送されており、劇場版も2回公開されているなど結構な長編になってきていますが、ぜひ1期を観てほしいと思います。

若干本編のネタバレもありますが、Fateとのコラボ動画もありました。

www.youtube.com

かつて魔界の軍勢と人間界が争った戦において、人間たちによって鍛造され、無双の力を発揮した数々の武器である「神誨魔械」。

戦の後、数多の神誨魔械は護印師らによって長く守られてきたが、その中でも護印師の「丹衡」「丹翡」兄妹によって守られてきた最強の武器「天刑劍」が、今まさに「蔑天骸」率いる悪の手に落ちようとしていた。
蔑天骸の追求から逃れる途中、丹翡は偶然にも「凜雪鴉」「殤不患」の両名と出会い、その助力を得ることに。

奇縁により導かれた3人は、新たに加わる個性豊かな仲間たちと共に各々の思いを抱き、蔑天骸の居る七罪塔を目指すこととなるのであった。

www.thunderboltfantasy.com

感想

他にも仮面ライダー鎧武や続・殺戮のジャンゴなど未経験の作品もあるので、全作品制覇できればなと思っています。

この記事を読んで、これは観てみたいやってみたいという作品や、これも虚淵作品だったという発見があれば幸いです。

今回紹介した中で、有名どころを抜いて特におすすめしたいのは、「鬼哭街」、「楽園追放」、「アイゼンフリューゲル」の3作です。 どれも単体の作品で、入りやすいと思うので、ぜひ虚淵作品を楽しんでいただけると嬉しいです。

番外編

NieR Replicant / NieR:Automata

おすすめ度:★★★★★

最近プレイしてどうしても紹介したかったのでぶっこみました。 虚淵玄は一切関わっていませんが、結構雰囲気などは虚淵作品に通じるものがあると思います。 虚淵作品も鬱展開とよく言われていますが、ヨコオ作品もそのように言われていることが多いです。

ヨコオタロウ氏の作品はシナリオも良いのですが、とにかく世界観の構築が素晴らしいなと思います。 サブクエストや周回要素などが結構あるのですが、ゲームシステムと世界観の説明を結びつけるのが本当に上手いです。 サブクエストなどをこなしているうちに、本当に主人公と同じようにその世界に没入できます。 また、Automataのアクションは世界的に非常に評価が高いですし、Replicantもバージョンアップ版でかなり快適になっています。

自分は先にAutomataをプレイして全く問題なかったのですが、Replicantを遊んでいればもっと楽しめたかもなぁと少しだけ後悔しています。 それに短期間でAutomata、Replicantの順でプレイするとゲームシステム的にReplicantが古いため、ストレスを感じやすいかもしれません。 周回要素のあるゲームを2作もプレイするのは結構時間も根気も必要なのですが、多少間があいてもいいので、Replicant、Automataの順でプレイしていただきたいです。

NieR Replicantあらすじ

遠い、とっても遠い未来。
ヒトは滅びようとしていました。

世界を脅かす、
黒い病と異形の化け物。

心優しい少年は、
幼い妹に約束します。

それは永遠にも似た千年の嘘。

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NieR:Automataあらすじ

遠い未来。

突如侵略してきた異星人。
そして、彼らが繰り出す兵器「機械生命体」。
圧倒的戦力の前に、人類は地上を終われ月へと逃げ延びていた。

地球を奪還する為に人類側はアンドロイド兵士による抵抗軍を組織。
さらに膠着した状況を打破する為、新型アンドロイドである戦闘用歩兵「ヨルハ」部隊を投入する。

人のいない不毛の地で繰り広げられる機械生命体とアンドロイドの熾烈な戦い。
やがてそれは知られざる真実の扉を開けてしまう事となる……

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