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【ふりかえり】北海道のITコミュニティおはなし会 #hico2104

GW直前の夜2021年4月28日の20時から「北海道のITコミュニティに関わる人」が集まって話すというオンラインのイベントがありました。北海道在住ではないですが、故郷である北海道の、しかも自分が関わっているITコミュニティの話ですし、主催のtomioさんとは以前に東京高専で開催された高専カンファレンスでお会いしていたこともあってずうずうしく参加させていただきました。「コミュニティで活躍している北海道在住の人」は結構たくさんいるのですが、北海道内のコミュニティはなかなか接する機会がないので、参加する人もほぼ初めてお会いする方です。

地方のITコミュニティといっても全国規模のコミュニティの地方支部くらいしか見ていませんが、コロナ禍以降のオンライン化で地方開催としてのアイディンティティというか、あり方というか、存在意義というかそういうものがわかりにくくなった事もあって、多くは勢いを失ったか、もしくは苦しみながら試行錯誤をしているといった感じです。

そんななかでの参加でした。


会の趣旨:tomioさん

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まずは会の説明です。趣旨はタイトル通りのゆるいコミュニティの集まりですが、背景はやはりコロナ禍以降コミュニティをどうやっているのか、あとは「コミュニティ」という軸だけであつまった異なるテーマのコミュニティの交流・・・そんな感じです。

HackKMDという掲示板に参加者は自己紹介を書いて交流しました。


今日は6人の方からLTが行われました。

山川広人さん

大学の先生でJava Do、IotLTの札幌版、ちとせプログラミング教室などの運営をしている方です。

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コロナ禍にみまわれた昨年の活動のふりかえりで、オンラインでは参加することはできるけど人の交流にはなかなかつながらない事、運営側としても新しい事の種が生まれず、血行不良とか栄養失調になっている事が話されました。


haibaraさん

haibaraさんは室蘭工業大学の学生で、ITサークルのSAMITとLOCAL学生部の運営をやっています。

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うまくオンラインに移行できたSAMITとうまく運営できなかったLOCAL学生部を比較して、参加者がコミュニティに求めるものの違いがある・・・などのお話でした。



Λ(らむだ)さん

らむださんはRPAコミュニティの札幌支部、苫小牧千歳支部、そのほか製品軸の支部などたくさん運営しています。Λ(らむだ)さんが活動開始したすぐ後にコロナ禍が来ましたが、オンラインを中心に活発に活動しました。

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そのなかで地方としての特色が出せない、盛り上がりやネットワーキングの不足などの課題があって、コミュニティの中で様々な試行を行なっているという話がありました。


Tsubasa Yumuraさん

Yumuraさんも大学の先生です。NT(ニコニコテクニカル)札幌というものづくりイベントを運営している方です。

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リアルが前提の展示会イベントをコロナ禍でどうやったらいいのかを模索した結果オンラインで開催をしたそうです。そのなかでリアルで展示できない事の苦しみやClusterという仮想空間的なアプリケーションを使用した事の紹介がありました。


takapiro_99さん

takapiro_99さんは北海道大学の学生でHUIT北大を運営しています。

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HUITのイベントをする中で参加者の「来るモチベーション」が下がった・・や発言をするハードルが上がったので一方通行になっている現状を話していただきました。


Junya_Ishiokaさん

Junya_IshiokaさんはXR(VRとかARをあわせた概念)関係のコミュニティを行なっている方で、コロナの前には札幌HorolensMeetupの開催などを行っていました。

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コロナでリアルな活動ができなかった事で活動内容を見直し、各地のコミュニティと連携して積極的に展開をしている事を紹介されました。


tomio2480さん

さいごはこの回の主催のtomioさん。旭川の「ゆるい勉強会」や富良野のFuraIT、北見のmintech、LOCAL、東京都小平のCo-KoNPILeなどをやっている方です。

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コロナ禍におけるコミュニティの運営、イベントの開催におけるなんとなくある「重い腰」について深く話してていました。

そして最後に運営をされるというOpen Source Conference 2021 Online Hokkaido(osc21do)での挑戦についての話でした。

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交流

そのあとは短い時間ですが、交流タイムです。そのなかではやはりオンラインになってからの違和感とか、それに対してやっている事みたいな話をそれぞれの参加者が話していました。さすが何らかの形でコミュニティを采井している方が多いのでほぼ抜けることなく深夜まで熱く語り合っていました。

その中で気になったキーワードは距離感ですね。

Tomipさんと山川さんがコロナ前の岩手県のIoTイベントに北海道と出張先の東京から駆けつけたエピソードをあげ、物理的に距離を超えた事による一体感というか、そういうのがオンラインだとなかなか得られない。・・・そういった話でした。

参加者のつながり

オフラインの頃だと、同僚を連れて来たとか、学校の先生がさそったとか、ちらっと覗いたといった主催者側ではない参加者のつながりによる新たな参加者・・・みたいのが難しくなってしまった話や、休憩時間の老化でのちょっとした話とか、発表とかはしないけどいつもいる方に挨拶をするとか、名刺交換待ちのときの雑談とか・・・・そういった主催者と遠いところで行われる参加者のネットワーキングが難しいといった話が聞かれました。


感想

今日は様々なコミュニティ、そしてそれぞれの活動やコロナ下での悩みや取り組みを見ることが出来て、とても勇気を頂きました。こういったコミュニティ軸のコミュニティってコミュニティ全体の為にも良いことだと感じました。それを北海道という軸で開催したTomioさんには感謝です。今後の遅行コミュニティ、またはコミュニティの地方支部みたいなものが、今後どうやって活動を続けるのかまだまだ試行錯誤があるとは思いますが、こうやってお互いを勇気づけながら前に進んでいければと思います。

最後にJunya_Ishiokaさんが紹介していたコミュニティのコミュニティのリンクを貼っておこうと思います。




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