この記事は GW 技術同人誌 Advent Calendar の2日目の記事です。
技術書典6で購入して読破した本の紹介第1弾!
[何で読もうと思ったか]
ブログの質を上げたい。もう少し具体的に言うと、ブログの文章の質を上げたい。そしてPVを伸ばしたい(伸びたからどうという訳ではないのだが)。
そんなことを考えながら技術書典のサークルリストを眺めていたら、この本を見つけたのでチェックをつけた。現地に行き、会場の最奥にてサークルスペースを発見し、無事紙の本を購入できた。
ページ数と値段は52ページ1000円。
目次は以下の通り。
Chapter 1 技術を⽂章で分かりやすくつたえる
1.1 読者層をはっきりさせよう
1.2 「すんなり入ってくる」ための工夫
1.3 一度に沢山のことはつたわらない
1.4 事実は時代とともに変わる
1.5 分かりやすさを支える統一表記
1.6 読者を迷子にさせないで
1.7 できるだけ簡潔にしよう
1.8 推敲は文章の品質を上げる
Chapter 2 技術を登壇で分かりやすくつたえる
2.1 段取り八分現場二分
2.2 前に立って話すときのテクニック
2.3 伝えるときの心のあり方
Chapter 3 教わり上⼿をはじめよう
3.1 分からないを正直に言うことこそ最初の一歩
3.2 地蔵にならず反応を返そう
3.3 おわりに
あとがき
著者紹介
[読んで何が分かったか]
読みやすい文章、つたわりやすい文章を書く上で、以下のようなポイントが重要だと何となく理解しているつもりだった。
- 例を出す
- 表記を統一する
- 指示語を乱用しない
本書では、上記のような基本的なポイントがことごとく丁寧に言語化されていた。本書の読後に前回や前々回の技術書典の戦利品を再読していたときに、「この文章、こうすればもっと良くなるのに」と改善案を思いつく程度には、本書は丁寧で理解しやすかった。
加えて、文章の想定読者やゴールを設定することの重要性や、仮想の読者とリアルな読者を利用した推敲の方法などもわかりやすく説明されていた。
文章に関するテクニックだけではなく、後半では、登壇に関するテクニック、教わる側のテクニックについても紙幅が割かれていた。
登壇については、演説ではなく対話を、という表現が印象的だった。
去年社内で自分が登壇したときは、どちらかというと演説寄りの話し方をしてしまったな、と反省している。
教わるテクニックとして、聞いている側が反応を返すと良いというのは、その通りだと感じた。
本書で例にあがっていた勉強会の場ではないが、自分が何かを指摘したり伝えたりした際に似たような経験がある。「分かりました」というシンプルな返事や、「これってこうですか?」というリフレーズや、「そうじゃなくてこう思うんですが」という反論など。形はどうあれ、何らかの反応があるとその後のやりとりがスムーズに行く。反対に何の反応もないと、相手の理解度が分からないので、話を続けにくい。
[今後どう活かすか]
自分は推敲をあまりしないタイプだ。学校のテストや資格試験なんかも、あまり見直さずに終わらせてしまう。ただ、先日こちらの記事を読んで以来、ブログ記事を公開前に声に出して読む、というのはたまにやるようにしている。
今後は、読者やゴールを意識して文章を書き、推敲を重ねてより良い文章を届けたい。
登壇についても、機会があれば事前のリハーサルをしっかり行い、対話を意識した登壇を行いたい。
[まとめ]
再読して、ブログ書いて実戦投入して、また再読して実戦投入して、の無限ループ回していくぞ。兵庫県警に捕まらないといいな……。
ちなみに、GW 技術同人誌 Advent Calendar 1日目の記事はこちら。
読んだ。50分くらいでサクッと読めた。
— KIDANI Akito (@kdnakt) April 20, 2019
本筋と全く関係ない「念願の薄い本です」のフレーズが一番記憶に残ってしまって困る(笑
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